『武侠』で使われる用語をご紹介します。
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○武侠の世界
武侠とは、「武術」と「義理・人情」を重んじ、剣と術で身を立てることを生きがいとする英雄たち、または彼らの生き方そのものを指す。彼らはいくつかの流派（門派）に分かれ、それぞれの指導者の元に修行を行う。彼らの最終目的である「武術界一」を目指すためには、流派を超えて闘うことも避けられず、時として悲劇がおきた。
○江湖(こうこ）
武侠の舞台となる架空の世界。
「官」の世界、つまり権力者の世界に相反する存在「野」、法律のかわりに信義が、地位や官位のかわりに人望が重んじられる、官とは分離された世界。
○中原（ちゅうげん）
元々は中国の黄河中流域を中心とした地域を指すが、武侠の中では「派遣を争う場」もしくは「（生活の）中心地」という意味で使われる。
○武林（ぶりん）
武術団体によって構成される武術界の呼び名。
○内功（ないこう）と内力（ないりょく）
内功とは、体内を流れる気、内力を操る手段のことを言う。一定の経路を通って内息を循環させる修練により、徐々に体内に蓄積される。内力を操って体外に放出することで、攻撃をしたり治療をすることが出来る。その力は超人的で、熟練した者は素手で岩を砕いたり、相手の内臓を傷つけたりすることができる。
「月影のデスティニー」では、内力によって繰り出される技（術）を武功と呼ぶ。
○外功（がいこう）
内功に対して筋肉による物質的な力は「外功（がいこう）」と呼ばれている。鉄のように硬い肉体は外功の鍛錬によるもの。内功の裏打ちがなければ外功は充分に威力を発揮できず、また、内力は外功を磨いてこそ活かすことができる。
○軽功（けいこう）
身のこなしを軽くする技。飛ぶように走ったり、身軽に宙を舞ったりできる。
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