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朽ちた廃坑跡など見ても、面白くも無い。
男―アレス・トラーノスは首を巡らせながらそう思った。
元々こんな場所を訪れたのも、ただの気まぐれである。

酒場で新しい賞金首でも探そうと思ったが、
めぼしい人相書きが無かったのだ。
……自分の顔を描いた張り紙以外は。


「―アレス!」
振り返れば、この場に似付かわしくない金髪の女が
凄んでいた。
ここ数年、自分の“首”を狙い続けているしつこい女。
ドーラ・ドロンは手中に魔力を凝縮しながら、冷笑して言った。

「探したわよ。よくも今日まで
 賞金稼ぎに首を獲られなかったものね?」

 

 

「そうよ、でもそうでなくっちゃね。
あんただけは、この手で始末しなきゃ気が済まないわ!」

ドーラの放つ火球が着弾し、所構わず噴煙を巻き上げる。
軽いステップでかわしながら、アレスは今の一際大きな火球が、坑道の入り口に吸い込まれていくのを肌で感じた。

―次の瞬間、重い地鳴りと共に、何か低い呻き声を聞いた気がした。

(……何だ?)

 

アレスが動きを止めた直後、不吉な振動が大地を揺さぶる。
逃げる暇もなかった。
周囲にいく筋も亀裂が走り、大地は2人を飲み込みつつ
めりめりと崩れ落ちていった……

 

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